フライングステージを見た

昨晩は稽古がお休みのため、フライングステージのお芝居を見てきました。
フライングステージは演出家がゲイの人で、題材も同性愛などを扱かった作品が多い劇団ですが、
それ以上にすごく丁寧に「愛」とか「優しさ」とかを描いています。
見る度に暑苦しい（失礼）台詞の応酬に赤面してしまうのですが、最終的にはそのまっすぐな姿勢に心打たれてしまうのです。

そんなわけで今回の作品も私は恥ずかしさの余り客席でのたうち回っていました。
80年代の高校生の物語。
友情に愛情に性欲に悩み苦しむ男の子。
ああ、もうそういう葛藤は、ずっと昔に遠くに置いてきたんだから、今更それを見せつけないでっ！！
そのえげつなさを超まっすぐに演じている主役の彼は、本当にすごいなあと頭下がりまくりです。
またそこにキャラの濃い人々がからんで・・・。
「役者さん、やりたい放題でしょ？？？」
と嬉しくなっちゃうようなシーンがたくさんありました。
泣いて笑って大満足の二時間でした。
実は結構悲しい物語のくせに、見終わった後、なぜだか澄んだ気持ちになれる。
ホント、良い劇団だと思います。


観劇後、役者さんもお客さんもご無沙汰な方々がたくさんいてご挨拶をする。
月刊口遊がすごくお世話になってるRAFTの来住さんにお会いしました。
最近RAFTはダンス関連で面白い催しを沢山企画してるのです。
海外からダンサーを招いたりとか結構やってるし。
小規模の劇場で自分のところの企画であんなに動けてるのって、あんまり無いんじゃないでしょうか。
いやはや頭が下がります。

いろんな方とお話して、その後、フライングステージの役者のもっちゃんと、
お客で来ていたるーさんとこずえさんと飲みに行く。
もっちゃんは相変わらず気が利いて、お話が面白くて、本当に楽しかったです。

で、終電で帰るはずが、電車が遅れて結局帰れませんでした。
そんなわけでこんな朝の時間の日記更新なのです。
あふ、ねむい・・・。
これからお仕事行って、夜は稽古です。